【安心・安全】防水工事業者の見積もりの取り方

防水工事を依頼する際、適切な見積もりを取ることは非常に重要です。
見積もりを正確に取得することで、過剰な費用を抑え、工事後に発生するトラブルを防ぐことができます。

しかし、初めて利用する方には適切な業者選びや見積もりの取り方は少し難しいものです。

ここでは、防水工事の見積もりを取る際のポイントや流れについて解説します。

複数の業者に依頼する

防水工事の見積もりを取る際に最も大切なことは、複数の業者に見積を依頼することです。
1社だけの見積もりでは、相場やサービス内容を比較することができません。

一般的には3社から5社程度の業者に依頼するのが良いでしょう。

防水工事は技術力が必要なため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
見積もりを依頼する際に、業者の信頼性を確認するための以下のポイントに注目しましょう。

過去の実績	施工事例や顧客の評価を確認します。業者のホームページや口コミサイトで、過去の実績や評価をチェックできます。
資格の有無	建築関連の資格を保有している業者は、技術力が高く信頼性があります。たとえば、「防水施工技能士」や「建築士」の資格保有者が在籍しているか確認しましょう。
保証内容	工事後の保証期間やアフターサービスについても確認が必要です。保証がない場合、万が一のトラブル時に追加費用が発生することがあります。
見積もり内容	見積もり内容が相場価格から逸脱している場合や、内容が不透明な業者には注意が必要です。ある程度の相場は抑えておきましょう。

見積もりを依頼する際に、業者へ正確な情報を伝えることで、正確な見積もりを得ることができます。

以下のポイントを伝えるとスムーズに見積もりが可能となります。

工事箇所の詳細	屋上、バルコニー、ベランダなど、防水工事を行いたい場所の詳細を伝えます。
現在の状況	既存の防水層の状態や、劣化している部分、漏水の有無など、現状の問題点を説明します。
面積や図面	できるだけ正確な面積や、建物の図面を提供すると、見積もりがより具体的になります。
予算や希望する工法	予算が限られている場合や、希望する防水工法（シート防水、ウレタン防水など）があれば、事前に伝えておきましょう。

見積もり書は、詳細な内訳を確認することが大切です。以下の項目が明確に記載されているか確認しましょう。

材料費	使用される防水材の種類や単価が記載されているか確認します。
施工費	工事にかかる人件費や作業時間が記載されているか確認します。
諸経費	足場の設置費用や交通費、処分費などが含まれている場合もあります。追加で発生する可能性のある経費も確認しましょう。
保証内容	工事後の保証期間や保証内容が明記されているか確認します。

複数の業者から見積もりを取った後、以下のポイントで比較検討しましょう。

価格だけでなく内容を比較	単に価格が安い業者を選ぶのではなく、使用する材料の質や施工方法、保証内容など、総合的に判断しましょう。
工期や施工体制の確認	工事にかかる日数や、作業員の体制（人数や資格）も確認します。長期間の工事は生活に影響を与えるため、工期が短く、効率的な業者を選ぶことも重要です。

見積もりの際には、必ず現地調査を依頼しましょう。
業者が実際に現場を確認することで、具体的な状況に基づいた正確な見積もりを提供してもらえます。

現地調査を行わないまま見積もりを出す業者は、後で追加費用が発生する可能性が高いため注意が必要です。

見積もり内容に納得したら、契約を進めますが、以下の点を事前に確認することが大切です。

工事開始日と工期の確認	いつから工事が始まり、どれくらいの期間で終了するのかを確認します。
支払い条件	支払い方法やタイミング（前払い、分割、後払いなど）も確認します。
契約書の内容確認	積もり書に基づいた契約書を確認し、全ての条件が正確に反映されているか確認しましょう。